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「救い」


 ちっ。捻り潰した空き缶を投げる。薄汚い黒猫が逃げる。女房は男を連れ込んでやがるし娘はホストに入れ込んでやがる。クソったれな俺の人生にはクソったれなこの街がお似合いだ。頬にひやり。空を見上げる。雪。見渡せば、看板持ちもポン引きもオカマ野郎も、みな空を見上げている。












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この記事へのコメント
こんにちは お昼の時間です

 空き缶とはいえ、捻り潰す、のは「腕力、相当に強い」ですね
 そんな怪力の「オレ」なら、たぶんDV(家庭内暴力:ドメスティック・ヴァイオレンス)の
 塊みたいな男でしょうね

 だから女房は男を連れ込んだり、娘はホスト(怪力の父親よりは、たぶん優しいでしょう)に
 入れ込んだり、なんて仕方ない話でしょうね

 何の罪も無い「黒猫」に八つ当たりはダメですね 「薄汚い」のは「クソったれなオレ」
ですね クソったれな怪力男には、どうしてもクソったれな人生が…元々はクソったれなオレ
じゃなかったとは思いますが 何かが有ってクソったれな人生と街という環境になったんでしょうね

  救い⇒雪なのか空なのか、見上げた先に「何か救い」が有る か 来るのを
 みな待っているのですね

 それとも「雪」=X’masの到来…ですかね 救いの御子は〜♪
Posted by 救いズ=すクイズ=スクイズ at 2016年10月28日 12:31
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