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「ジェラシー」


「なぁユイ、ええやろ?」

「もう、マァくんアカンよ。下にお母さんいてはるねんから」

「さっきお茶持ってきたから、もう上がってけえへんよ」

「そんなん言うて聞こえたらどうするん?」

「声我慢したらええねん」

「アホ、そんなん声は自然に洩れるもんなの」

「ええからええから」

「ちょ、ちょっとマァくん、ああ」


  ☆  ☆  ☆


「ん……」

「え? ちょっとマァくんどないしたん?」

「……」

「あんた、顔真っ青やんか」

「……」

「え? 悪寒? ちょっと、大丈夫!?」

雅史の指はドアの方を指している。
唯は後ろを振り返った。

「あ!」

「オカン! 何覗いてんねん!」

パタッ

ドアは閉ざされ、部屋は静寂に包まれた。











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この記事へのコメント
気まず〜い。
おかんに見られただけに、悪寒なんですね(笑)
Posted by ユリ at 2007年07月18日 01:37
ダジャレが好きなもんで・・・(笑)
かなり気まずい状況ですが
これはありがちなお話ですよね!
Posted by レイバック at 2007年07月19日 01:41
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