ある朝。
暮越寒太は、不思議な夢から目を覚ますと、
自分が芋虫になっている事に気付いた。
夢の中で何かが起きたのだろうか?
それともこれは夢の続きなのだろうか?
いや。そうではない。
それは確かに現実だった。
寒太は首をひねり、自らの身体に目を向けてみた。
薄汚れた白い肉塊が脈動している。
それだけではない。辺りを見回すと、
寒太が昨日眠りに就いたはずのベッドも、
彼がDIY精神で丹念に作り上げた部屋も、
そして築15年のマンション自体も、その全てが立ち消え、
そこにはただ瓦礫の山が残されているだけなのである。
一体、寒太の身に何が起こったのか。
その時、遥か彼方、海の方角から、
大気を切り裂くような雄叫びが聞こえてきた。
地響きを立てて足音が近付いてくる。
やがて一匹の怪物が姿を現した。
(ゴ、ゴジラ……。
なんと僕はモスラになってしまったのか)
落ち込む寒太。
「元気出せよ」
ゴジラはそう言う。
「うん」
寒太は、気を取り直し、
とりあえず早く成虫になりたいと思った。
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カフカの「変身」はちゃんと読んだことないんですけどね(笑)
タイトルと冒頭だけ知ってたので、ニヤリとしました。
ありがとうございます。
僕も流し読んだだけですけどねー(笑)
変な話なのに意外に読みやすいので、
感心した覚えがあります。
ネタ切れ気味なので、アイデアを拝借しました^^;
なんかわたしはね、わくわくしてるだけで本文ほったらかしですよ。
さて感想。
芋虫がでた時点で小さくないものをイメージしたのは出だしの良さなんだろうか。でもモスラだったとは。この弾けっぷりに感動しました。最後飛んでくんだよね〜。ザ・ピーナッツが歌うんですよ。「♪モスラ〜やっ!モスラ〜♪」知らないね、誰も知っちゃいないね。古くてごめんよ。
なんかこれファンタジーの匂いしていいな。
「雲散霧消」いらないかも。だって無くなっちゃうわけでなく瓦礫の山が残ってるから。
まわりの部屋のひとはみんな死んでますからあ〜、モスラー斬り(古いな…笑)
なんとか裏できたので、まもなく参加しますね。
こんばんは。妙にわくわくするよね(笑)
モスラ知ってるよー再放送もしてたじゃん!
しかし最初からデカイのをイメージされちゃうと、
ダメなんだよなー。なんでだろう。
雲散霧消はたしかにおかしいか・・・
ちょっと考えてみます!いつもおおきにです^^
こんばんは。そうか彼はラッキーなんだ!
作者自身がなにも考えてなかったです(笑)
ギター侍消えましたねー。そろそろオッパッピーも・・・w
ゴジラの登場でホッとしました。
後からジワジワと笑いが来ます。
ゴジラ、イイ奴(笑)
こんばんは。お久しぶりです^^
後半の脱力感が自分でもお気に入りなのです(笑)
こんばんはーっ☆
最初からかなり引き込まれて読んでたら・・・
「寒太前向き〜っと思った方は・・・」で
爆笑しました☆
暮越寒太っていう名前も
季節にあっててるな〜♪
こんばんは〜☆
うははw適当なお話でしょ^^;
思いつきだけで書くとこんなお話に……
名前も超適当なのでお恥ずかしいです(笑)
面白かったです♪
実をいうと、私も変身ちゃんと読んだことはないのですが☆
こんばんは。ありがとうございます^^
超脱力系でスミマセン(笑)
ぼくも流し読んだので、もう一度
じっくり読み直したいですわー☆