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  「JP」 「糸電話」 「逆向き」 「締め切り」

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「行きずりの恋」


ぴちゃぴちゃと音を立てて二人の舌が絡み合う。
彼女の湿った舌先がなめくじのように首筋を降りてゆく。
彼女はさりげなくぼくの頚動脈のあたりに歯を立てた。
おい。痛いよ。はぁ。キミもそうだったのか。
ぼくはジーンズのポケットからグロックを取り出し、彼女の脳髄を吹き飛ばした。











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新春企画「140字twitter小説10連発」10



手ぶらで帰る訳にはいかない。
わたしは腕組みをしたまま立ち尽くしていた。
時間は刻一刻と過ぎてゆく。
傾き始めた太陽がジリジリと照りつけてくる。気ばかり焦る。
わたしはレジャーシートをひっくり返してみる。砂浜を掘ってみる。
やはりない。ないないない。
いったいどこへ行ったの? わたしの水着。








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posted by layback at 11:36
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